こんにちは、るるたです。
フィリピンのマニラから、日々の暮らしのあれこれをお届けしています。
今回は、フィリピンでの「怒ること」について、ちょっとお話ししてみようと思います。
セブンイレブンで見かけた、怒っているお客さん
先日、家の近くのセブンイレブンに買い物に行ったときのことです。
僕の前にいた若いフィリピン人のお客さんが、女性の店員さんにものすごい勢いで怒っていました。
英語とタガログ語が混ざっていたのですが、どうやら欲しい商品がなくて、それを店員さんに尋ねたことがきっかけだったようです。
「なんで客の顔を見てちゃんと話さないんだ!」
「こっちは客なんだぞ!」
そんな感じで、店員さんを激しく責めていました。
そのお客さんが帰ったあと、店員さんは僕に、
「私、そんなにひどいことをしたのかな……」
というようなことを、タガログ語で何度も話しかけてきました。
かなり怯えている様子でした。
僕もタガログ語をすべて理解できるわけではないので、ただ相づちを打ちながら聞いていました。
もちろん、フィリピンにも短気な人はいます。
運転中に怒鳴り合っている人もいますし、街中で喧嘩を見かけることもあります。
ただ、知らないお店の店員さんに、あそこまで激しく怒鳴る人は、僕の経験では意外と少ない気がします。
実は、僕も昔やってしまいました
フィリピンに来て2〜3年くらい経った頃のことです。
家の洗面所に取り付ける、鏡の扉がついた小さな棚を買いました。
家で組み立てて、鏡の扉に取っ手を取り付けようとネジを締めていたら、
ピキッ!
鏡にヒビが入ってしまったんです。
「ああ、やっちゃった……」
でも、そのときの僕は、締めすぎると割れるなんて説明されていなかったし、交換してもらえるんじゃないかと思いました。
そこで、お店に持っていったんです。
ところが、対応してくれた女性の店員さんは、
「交換できません」
の一点張り。
マネージャーらしい人が出てきても、答えは同じでした。
当時の僕には、フィリピンでは強く言えば何とかなることもある、という感覚が少しあったのかもしれません。
だんだん声が大きくなって、
「こんなふうになるなんて知らないし、説明しなかったそっちにも責任があるでしょう!」
と、ギャーギャー怒ってしまいました。
今思い出しても恥ずかしい話です。
怒っていた僕を助けてくれた店員さんたち
すると、周りから店員さんがどんどん集まってきました。
フィリピンのお店って、お客さんより店員さんのほうが多いんじゃないかと思うことがありますよね(笑)。
その店員さんたちが、
「これ、直せるんじゃない?」
「こっちを使ってみようよ」
と、接着剤やいろいろな道具を持ってきてくれたんです。
そして、みんなでワイワイ笑いながら、5分、10分とかけて修理してくれました。
結果、かなりきれいに直ったんです。
僕も最後は「ありがとう」と言って帰りました。
でも、帰り道で思ったんですよね。
「俺、めちゃくちゃ恥ずかしい人だったな……」
若い女性の店員さんに怒鳴って、マネージャーにも怒って。
それなのに、最後はその店員さんたちに助けてもらって帰ってくる。
なんとも情けない話です。
フィリピンで暮らして、変わったこと
あれ以来、店員さんが注文を間違えたり、思った通りに物事が進まなかったりしても、あまり怒らなくなりました。
そもそも、フィリピンに10年以上暮らしていると、思い通りにいかないことなんて山ほどあります。
注文したものと違う料理が出てくる。
言ったことがうまく伝わっていない。
予定通りに物事が進まない。
そんなことは日常茶飯事です。
むしろ最近は、期待通りにいったら、
「おお、ありがとう!」
というくらいの感覚になっています(笑)。
もちろん、仕事では言わなければならないこともあります。
でも、特に知らない店員さんに対して、感情的になって怒鳴る必要はないんですよね。
怒るより、笑って過ごしたい
日本人は、フィリピンではおとなしくて優しいというイメージを持たれていることもあります。
そんな人が突然ものすごい勢いで怒り始めたら、相手だって怖いでしょう。
先日のセブンイレブンで怒っていたお客さんを見て、昔の自分を思い出しました。
「ああ、俺も気をつけよう」
と。
フィリピンで暮らしていると、いろいろなことがあります。
でも、多少思い通りにならなくても、「まあ、そんなもんか」と笑って過ごせたら、そのほうがずっと楽しい気がします。
第1回からこんな話になってしまいましたが(笑)、今日はこの辺で。
では、また次回。
るるたでした。
ではでは。
「るるたの部屋」では、フィリピンで暮らす日本人の視点から、日常・仕事・旅行など、身近な出来事をお届けしています。
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